何年ぶりかの虫歯治療へ
昨年の２月はじめに突然１本の歯が痛みはじめて、食事もままならなくなってしまった状態になんです。
わたしは大の歯医者さん嫌いで、子供の時に虫歯治療や、歯列矯正して以来１度も歯医者さんには行ってませんでした。
歯医者さんが好きな人もあまりいないとは思いますが、嫌いな理由の一つに虫歯治療の他にとある事情もあったからなんです。
その事情とはズバリ！「埋没親知らず」があったからです。
これは歯医者さんに見せたら必ず抜きましょう、って言われるレベルなのはわかっていたのでしばらく歯医者さんからは遠のいていたんですよ。
しかし、今回の歯痛は放置しておけないレベルの痛さだったので、すぐに歯医者さんへむしろ行きたいくらいの痛みでした。
すぐに電話したら幸い当日でも空き時間あったので、予約入れて当日診察してもらえることに。
久々というか何年ぶりかの歯医者さん、やっぱり入った瞬間あの独特のニオイと機器の音・・・
すっごい緊張でした笑
待合室ではどんな痛い治療されるんだろう、いっぱい削るんだろう、神経どうするんかな、そんなことばかり頭の中を巡っていたものです。
さぁ、わたしの順番がやってきました。いよいよ戦いに挑むような気分で診察台へ・・・
初診なのでその後すぐ歯の全体レントゲンを撮影して、再度また診察。
結果虫歯による激痛と判明して、しかもそく神経抜きます宣言されました笑
また、やっぱりというか、あたりまえなんですが、埋没横向きに出てる親知らずも指摘されて、当然これも抜いたほうがいいですね、って笑
現段階では急がなくていいようなので今痛むはの治療だけすることになりました。
子供の頃に神経抜いたことあるんですが、そん時のとても痛かった記憶が鮮明に蘇ってくるのがもう恐怖倍増で笑
治療開始で歯に麻酔をされます。チクリ・・・でも、あまり痛くない？ていうか、今麻酔したの？ってくらいの感覚。
でも麻酔は効いてるしあれ、麻酔ってもっと痛くなかったっけ？って不思議に思っていました。
続いては出ました！、キィーーーーーンのあの音、歯削り始まりました！
これがほんと嫌な音で体中緊張してるのがわかるくらいカチコチになってたと思います。麻酔しててもいつ削ってる時に、ガツンと痛み来るかわからないでしょ？笑
そんな状態が数十分続いたのですが、なんと！痛みを感じることなく削り終わったんですよ！
心の中でおおー！ラッキー！痛くなかった！なんて叫びながら喜んだのもつかの間、はい、続いて神経抜きに入ります・・・
さすがにこれは痛いんだろうなぁ、、、と心の中で半泣き覚悟を決めて、なすがまま状態に笑
先生がさっき削った歯のとこに機械から伸びた細いワイヤーみたいなのを入れなが何度もグリグリしてます。
それが神経を抜いてる作業なんですが、自分では何をどうしてるのかさっぱりわかりません。
ただただ先生がなにか見ながら細いワイヤーをなんどもグリグリ。。。
その作業も１０分かかるかかからないかくらいだったと思います。
・・・・・あれ、もうなにか詰め始めてる・・・
そう、神経は抜き終わったんですね。驚いたことに全く痛みを感じることなく！
これにはほんと驚きましたね、痛みを覚悟してたのに痛みゼロ！
今の虫歯治療ってほんとに無痛治療が可能になってるんですね〜
ほんとに驚きました。これなら歯医者さんも怖くないかな笑
そんな感覚でしばらく虫歯治療で歯医者さんへ通うことになりました。
忘れてはいけないのはまだ、埋没親知らずの抜歯が残ってるんだった。。。
これは怖くないわけない。。。
埋没親知らず抜歯に向けて
わたしの埋没した親知らずは下側で完全に真横を向いており、真横向いてるので側面が少し表面に出てるだけの状態でした。
歯医者さんではできないとのことで、近くの総合病院へ紹介してもらい、そこの口腔外科での抜歯になるとのこと。
急ぎではないので都合がいいときに行って口腔外科の先生に診てもらってください、とのことで紹介状をもらったわけですが、
急ぎではないし、痛くもないし、このまま逃げようかと思ったり笑
でもそれができないのは、その親知らずもどうやら虫歯になってるらしい、とのこと。
もう逃げることできませんね。はい、やってきますよ。手術で抜歯・・・(泣)
そんあことで、虫歯治療時より恐怖をもって総合病院の口腔外科へ行ってきました。
診察の結果やはり１泊入院での抜歯手術ですって・・・
専門用語的には「埋没智歯抜歯術」というみたいです。
手術の方法は全身麻酔ではなく「静脈下鎮静法」と歯の局所麻酔でやるとのこと。
静脈下鎮静法？？なんぞや？ 全くはじめて聞く言葉で戸惑いも隠せません笑
いろいろ聞いたり調べたりしたら、どうやら麻酔の一種らしいのですが、意識ははっきりした状態で、手術中でも
会話や反応することは可能である、と。
麻酔と言うよりはリラックスさせて恐怖を鎮める方法らしいとのことです。
はっきりいって意味はわかりません笑
肝心な痛みはどうなのよ！って感じなんですが、もうどうしようもありません。やるのみです（泣）
手術の日程も決めて次回はいよいよ恐怖の抜歯手術です・・・
いよいよ静脈下鎮静法での抜歯手術へ
スケジュールは当日朝から入院して、午後には手術をするというスケジュールでした。
入院直後から２種類の点滴の投与がはじまり、手術への準備が着々と進んでおります。
その間も恐怖と戦っていましたよ笑
どんな手術なんだろ、痛みはすごいのかな、などなど・・・
ネガティブ思考しか出てきません笑
やがて来るべく時が来て、看護師の方と歩いて手術室へ。
手術前準備室で病棟の看護師さんから手術室看護師さんへ引き継ぎが行われて、改めてわたしの手術内容の確認が行われます。
自ら手術台に寝そべって、心電図モニターやら点滴やらいろいろ繋がれて行きます。
もうここまで来ると恐怖のMAXは超えてもうどうにでもしてくれ！って感じになってました笑
いよいよ手術が始まるのですが、やはり意識ははっきりしてる感じで顔に口以外覆いをかぶせられて何も見えません。
でも先生たちの会話は聞こえてきます。
え、こんな状態でわたしこれから抜歯？？と思いながら・・・
部位に麻酔されるチクッとした感覚はわかりました。
何やら機械音が聞こえるのもわかります。
そして、削られてるような感覚も覚えてます。
でも、ほとんど痛みはありません。
ほんとんど、と書いたのはやっぱり少し痛みのようなものは感じることがあったためですが、全然我慢できるレベル。
この静脈下鎮静法っ人によっては眠ってしまう人もいますよ、って聞いてたんでわたしも眠ってしまうかと思いきや、
手術中、ずっっっっっと覚醒してましたよ笑
とにかく手術中は絶え間なく機械の削り音がしてる状態で、でも痛みはほとんどない、そんな時間が過ぎていき、
気づけばめでたく終了〜〜してました。
帰りはベットに寝た状態で病室まで戻りましたが、これは多分、鎮静がまだ効いてるからだとは思います。
やはり、意識はありながらも若干ボォーっとした感じになってました。
埋没歯は抜くというよりは砕きながら除去って感じだったらしく、病室に戻ってから抜いた歯とか見せてくれました。
完全に下の歯はバラバラ状態・・・
あ、言い忘れてましたが、今回埋没した下の親知らずの抜歯のついでに、上の親知らずも抜くことになっていました。
上の親知らずは正常に生えてきてたので、それはどうやらスルッと抜けたようです笑
今思うと、上記で書いた術中の出来事や感覚、覚えてはいるんですが、まるで夢の中だったような感じ。。。
これが静脈下鎮静法の効果なのかな、と思っています。
眠ってしまう人もいれば、わたしのように覚醒してる人もあり、でも、それは夢の中だったように。。。
術後の症状、経過
無事抜歯手術も終わり、病室で抗生剤の点滴痛み止めをしてもらってましたが、話には麻酔が切れたら激痛がやってくる、
と聞いてたりしてたので、今はなんともないけど、あとですごい痛むのかな、なんて思っていました。
結果から言うと、その後も痛みはナシ！ほっぺは腫れてましたが痛みはない状態で、ほんとに驚きでした。
抗生剤と痛み止めの点滴をしてたからなんでしょうけど、その日の夕食は流動食ながら食べることもできて、夜も痛むことなく
しっかり寝ることができました。
翌朝には退院になりましたが、痛みもなく、術後の検査でも異常なかったので、あとは帰るだけ♪
しばらくは自宅でも毎食後に消毒液でうがいしたり、歯磨きには気をつけたりしなければなりませんでしたが、
結構な手術だったと思うのに痛い思いもすることなく帰ることできたのはびっくりでした。
一昔前まではとても痛い治療だったと思うのですが、今ではこんなに楽に治療ができるんだなぁ、と関心するとともに
医療の進化にも感謝な気持ちになりました。
ちなみに抜いたあとの穴ボコがきれいなるには半年以上はかかるとのこと。
歯は大切にしようと改めて思う体験を今回はしたと思ってます^^
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