元携帯ショップ店員のperoです。
近々高齢者の方が増えてきて、行方不明になるニュースなどをよく見かけますね。認知症の高齢者も多くなり、2018年には認知症の行方不明者数が年間で1万6927人もいるとのことです。
実際に失踪や行方不明になった場合、まず近所の方に事情を話して協力をしてもらい、警察にも連絡をして、役場などの窓口にも事情を伝えたりと、かなり大変だったりします。そもそもどこにいるのかもわからないので当然連絡もできず、本人も家族も不安になる日々を過ごさなければなりません。
そんな中、簡単に居場所の検索をすることができるスマホやケータイを高齢者の家族に持たせる人も増えてきています。
- 祖父や祖母がケータイの着信やメールに気づかない。
- 祖父や祖母が出かけてから、帰りが遅くて心配。
- 出先ではぐれてしまい、居場所を確認したい。
- 祖父や祖母も高齢のためスマホやケータイの操作はわからないが、探すことはしたい。
今回は、事前にケータイを高齢者の方に持たせることで、いざ行方不明になっても自分たちの力で捜索したり探すことができる機能、いわゆる「GPS」を使った携帯電話をご案内します。
もちろん元携帯ショップ店員からの料金の抑え方なども紹介していきますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
ドコモの「イマドコサーチ」で簡単捜索
イマドコサーチは、キッズケータイやスマートフォンなどのGPS機能を使っていつでも家族の居場所を探すことができるサービスです。
探したい人にケータイやスマートフォンを持たせて、自分のスマホやケータイから、今どこにいるのか地図上で検索することができるサービスです。
検索料:1回、5円(税抜き) ※検索成功時のみ
月々200円と検索料が1回5円かかりますが、月に10回探しても250円で安心が購入できます。
イマドコサーチでこんな機能が使える!
意外と知られていませんが、実はイマドコサーチには9つの機能があり、とにかく子どもや高齢者が行方不明にならないように守るための機能が備わっています。
「9つも機能があっても、探されるおじいちゃんおばあちゃんや探す側の自分たちも操作がわからないかも・・・」と心配になるかもしれませんが大丈夫です!
探される側は普段は何もしなくて平気ですし、探す側も簡単な操作で検索できるので大変な思いはしないです。
実際携帯屋さんで働いている時に、高齢の奥さんが高齢の旦那さんを探すために「イマドコサーチ」を使いこなしていました。
9つの機能を簡単にまとめましたので、ご紹介します。
1.いますぐ検索
これは一番メジャーな検索方法で、探す側のスマホやケータイの「イマドコサーチ検索ページ」から探したい相手を選択することで、その場ですぐに相手の居場所が検索できます。
ちなみにスマホやケータイだけでなく、パソコンからでも「いますぐ検索」が利用可能できます。
2.繰り返し検索
いますぐ検索で探せなかった場合でも、一定時間ごとに自動で検索を続けるサービスです。居場所が確認できたらメールで居場所を送信してくれます。
3.スケジュール検索
探したい時間帯を設定しておくことによって、その時間になると自動で居場所検索をしてくれて、居場所をメールでお知らせしてくれます。
おじいちゃんやおばあちゃんがいつも決まった時間にお散歩やお出かけをする場合に、今どこにいるのかお知らせをしてくれるので便利です。
4.エリア監視
③のスケジュール検索の際に「エリア監視」を設定する事で、その時間に探したい相手が“指定エリア”の中に「いるのか」「いないのか」も一緒にお知らせしてくれる機能です。
万が一いつもの時間にエリア内にいなければ、迷子になっていないか電話などで確認できますね。
5.ブザー検索・ワンタッチブザー検索
この機能はどちらかというと「子ども向け」の機能に近いです。
防犯ブザー搭載機種で防犯ブザーがなった場合、居場所を自動検索してくれて、メールで居場所をお知らせしてくれる機能です。
キッズケータイにも防犯ブザーは搭載されています。
6.ちょこっと通知検索
こちらはキッズケータイ専用機能になり、キッズケータイの「ちょこっと通知キー」を長押しした場合に起動します。
周囲にわからないように、事前に設定した検索回数を自動で検索し、居場所をメールでお知らせします。これは「探される側が探してもらいたい時」に使える機能ですので、迷子になった場合などに便利です。
7.電池アラーム通知検索
探される側のケータイの電離残量が少なくなった時に自動で検索を行い、居場所をメールでお知らせしてくれます。
万が一、電話など連絡がつかなくなった場合、電池切れによるものなのかどうか判断ができます。
8.電源OFF検索
こちらは7の機能と似ていますが、ケータイの電源が切られた場合に、自動検索を行い居場所をメールで送信してくれます。
誤操作で、最後にいた場所の検索だけでも行えるようになっていますので、いざという時助かります。
9.はなれたよ検索
最後にはなれたよ検索ですが、専用の「おまもリモコン」からキッズケータイがはなれて5分経過すると自動検索を行い、キッズケータイを置き忘れた場所をメールで通知してくれます。
単純に置き忘れ防止機能になります。
おすすめの機種と料金
ここまでおじいちゃんやおばあちゃんがいなくなった時の便利な機能を紹介してきましたが、実際に購入するとしたらどんな機種がおすすめで、いくらほど料金がかかるのかをご紹介します。
おすすめはキッズケータイ!
探す側の機種は特にこだわりなどはありませんが、探される側の機種はダントツで「キッズケータイ」がおすすめです。
・月額料金が安く、機種代金も0円の店舗が多い。・探される側の機能(前章の1〜9)全てに対応している。
・操作が簡単で電話もツータッチでできる。
機能としてもでシンプル使いやすく、「探されるためのケータイ」としての役割を担っています。
キッズケータイの料金
機種代金&店舗の価格
現在docomoで販売されているキッズケータイは2種類あります。
ひとつは、2017年3月発売、富士通から発売されているF03Jという名前のキッズケータイ。もうひとつは2020年1月発売のシャープから発売されているSH03Mという名前のキッズケータイの新機種になります。
ここでは詳しく2機種のスペックの違いについては紹介しませんが、イマドコサーチ、電話、メールの基本機能は両機種とも変わりません。
簡単に料金の比較だけいたしますと、
オンラインショップ価格 | 店頭価格 | |
F03J | 10,800円 | 0円〜25,800円 |
SH03M | 12,960円 | 0円〜27,960円 |
※店頭での契約の場合事務手数料3,000円がかかります。
2機種を比較すると約2,000円ほどの違いになっています。
ここで注目したいところが、店頭価格が0円〜になっているところです。
どういうことかと説明しますと店頭での販売の場合、ショップには新規契約やキッズケータイの販売にノルマがあり、とにかく販売のために機種代金を0円にする店舗が多いです。
ちなみに店舗によっては機種代金の交渉をすることも可能で、もし販売価格が0円でない場合は一度交渉してみることもオススメですよ!
店頭での契約の場合、事務手数料3,000円が発生しますが機種代金は0円のところが多く、何より「イマドコサーチ」の設定をしてくれます。
オンラインでの購入の場合、ショップでの設定には3,000円という有料サポートになるのであまりオススメはできません。
月額料金
キッズケータイの場合、現在家族にdocomo契約者がいないと契約ができないようになっています。しかし、家族にdocomo契約者がいる場合、月額500円で契約することができます。
月額料金 | 500円 |
国内通話料 | 家族間無料
家族以外への通話 30秒あたり20円 |
SMS送信料 | 1回あたり3円〜(受信 無料) |
つまり、探すだけなら月額料金500円とイマドコサーチ200円(+検索料一回5円)だけになります。
料金まとめ
もしも、おじいちゃんおばあちゃんを探すためにキッズケータイを契約しますと・・・
初回に手数料3,000円(機種代金は0円の店舗が多いです)
月額料金500円+イマドコサーチ料金200円+検索料金5円/1回
仮に1日1回毎日検索すると、検索料金5円/1回×30日=150円ですので、月額合計850円になります。
たった850円で、もしもの時の安全安心を購入できると思えば非常に安く感じますね!
まとめ
最近ではケータイやスマホを持っている人が多くて安心できますが、80代、90代以上の高齢者の方の場合、いざという時に通知に気づかないことや、迷子になった場合自分がどこにいるか伝えられない方も多いです。
そんな時にいつでもどこにいても居場所の検索ができる「イマドコサーチ」は現代のお守りです。
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